田舎から出てきた18歳

チョウトンボ

私は高校生までこの土地で育ちました。
当時の若者の多くと同じ、窮屈な田舎を離れて都会に出ていきました。
今思うと夜の街路灯に惹きつけられる蛾の用でした。

大義名分はあったけど、看護師になるのにはココだってできますもん。
その大義だって、田舎から出ていくテイのいい言い訳に過ぎなかった。
18の私には、社会が小さくて何にも刺激的なことがない場所に感じられてた。

稼業はそこそこのコメ農家、冬は原木しいたけに使う木切り、
米作りをしながら365日休まず繁殖牛の世話をする。
定休日のない農家の暮らしの中にいた私は、
都市部に嫁に行った母の兄弟やおばたちの定休日のある生活が羨ましかった。

それなのに、都会では暮らせなかった。
キラキラしたものはやがてゴチャゴチャした安っぽい明かりにしか映らなくなかった。
スマートでおしゃれな楽しみを得るためには、結構お金がかかった。

美術館や展覧会イベントは身近にたくさんあったけど・・・
自分が絵筆を取るよう暇もなかった。
写真を撮っても整理ができないでいた。

窓からの景色は毎日変わらず、かろうじて街路樹が季節を教えてくれる。
緑が欲しくて家の中に観葉植物を飾り立てる。
年をとるごとに緑が恋しくなる。
週末ごとに車を走らせ自然の中に身を置きたくなる。

子供の成長とともにキャンプレクが始まり、
海山野原を駆け巡った。
キャンピングカーで、時間を紡ぐように緑の中を駆け巡っていた。
やがて子供が巣立った、もう限界だった。
緑の中に身を置きたかった。

コメント

  • 戻ってきたかしこい人へ、

    よかった、よかった!
    あんすろーじ、応援してます。


  • 応援アリガトウ

    戻ってきたかしこい人様へ、

    コメントありがとうございます。

    収入は想像以上にダウンしましたが、緑にぐるっと囲まれて生きる生活。

    私らしい生活かも♡

    しかし緑の勢いはすざましく生活区域が狭められそうな勢いです。

    いや実際負けてますって・・・草に!



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